WiMAX

なぜWiMAXには速度制限があるの?仕組みや対処方法をわかり易く解説

手軽に自宅にWi-Fi回線が導入できるサービスとして、高い人気を誇っているのが、WiMAXというサービスです。

WiMAXは工事不要で最短で即日導入できる上に、「ギガ放題」というプランに加入をすればデータ容量の制限無しで高速データ通信がし放題になるので、自宅用の固定回線としての利用やスマホのデータ容量の節約などに大いに役立ちます。

しかしながら、WiMAXでは「ギガ放題」プランに加入をしていても、使い方次第では一時的に速度制限がかかってしまい、快適にWi-Fiが利用できなくなることもあります。

なぜ「ギガ放題」プランでも速度制限がかかってしまうのか、速度制限がかかってしまう条件は何なのか、速度制限がかかってしまうと具体的に通信速度はどうなってしまうのか等を詳しく解説していきます。

WiMAXのギガ放題で速度制限がかかるのは何故?

ギガ放題でも場合によっては速度制限がかかってしまう最も大きな理由は、利用者全員が公平にネットワーク回線を使えるようにするためです。

WiMAXは光回線サービス等のような従来型の固定回線とは異なり、スマホやタブレットのようなモバイル回線を利用して通信を行っています。

スマホのようなモバイル回線で通信を行う場合、同時に大勢の利用者が大量の通信を行った場合、通信回線がパンクしてしまい、ネットに繋がりにくくなったり、通信のスピードが遅くなってしまうことがあります。

このためにスマホでは一ヶ月あたりに利用できるデータ通信量に上限が設けてあるのですが、WiMAXのギガ放題プランでは一ヶ月あたりの上限がありません。

一ヶ月あたりの上限がなく、一部の利用者が毎日大量の通信をし続けた場合、回線のパンクが起きやすくなってしまい、毎日大量の通信をする利用者はもちろん、あまり通信をしない利用者も通信がしにくくなり、いざ使いたいときに使いにくい等の不公平が生じてしまうことがあります。

WiMAXでは利用者感の不公平を解消するために、短期間に大量の通信を行った利用者に対してのみ、一時的に速度制限をかける措置をとっているのです。

ヘビーユーザーからすれば、頭の痛い問題ですが、ネットワークを皆が平等に使うためにはやむを得ない処置と言えますし、この速度制限があるおかげで、あまりネット動画などを見ないライトユーザー~ミドルユーザーでも快適にWiMAXが利用できる仕組みとなっているのです。

速度制限がかかると速度はどうなる?

WiMAXでは利用する端末や通信環境にはよって速度は異なりますが、通常利用であれば数十GB~から百数十GBでの速度での通信が可能です。

もしも速度制限がかかってしまった場合、通信速度はどの程度まで低下してしまうのでしょうか。

WiMAXのギガ放題で速度制限がかかってしまった場合、通信速度は最大で1Mbps前後となります。

大手携帯キャリアと契約してスマホを使っている場合、速度制限がかかると通信速度は最大で128kbpsになってしまう場合と比較すると、非常に緩い制限と言えます。

1Mbpsの速度でも標準画質であればスマホでのYouTubeの視聴も可能ですし、LINEのメッセージの送受信や無料通話なども問題なくできます。

ネットゲームや大容量のアプリのダウンロードなどはやや厳しくなるため、注意が必要ですが、速度制限がかかった状態でも日常的な使い方であれば特に問題なく利用できるので、極端に心配をする必要はないと考えられます。

速度制限がかかる条件とは?

速度制限がかかる具体的な条件ですが、「連続する直近の3日間での合計の通信量が10GBを超えた場合」となっています。

直近の3日間でWiMAX2+とau 4G LTE回線での通信量の合計が10GBを超えた場合のみ、一時的に速度が最大で1Mbps程度となります。

速度制限はいつからいつまでかかる?

速度制限がかかる時間帯ですが、具体的には3日間で10GBを超えた翌日の18時頃から翌々日の2時頃までとなっています。

具体的にイメージをすると以下のような具合に速度制限がかかることとなります。

 

(イメージ:A)

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
データ消費量 4GB 4GB 4GB 4GB
3日間の合計の通信量 12GB 制限
18時~)
制限
(~2時)

 

また上記の表のイメージですと、2日目~4日目の3日間の通信量の合計も12GBとなるため、5日目の18時~6日目の2時までの時間帯も速度制限の対象となります。

4日目の通信量が4GBであることから、5日目と6日目の通信量の合計が6GBを超えた場合には7日目~8日目にかけて速度制限がかかりますし、逆に5日目と6日目の通信量の合計が6GB未満であれば7日目~8日目にかけては速度制限がかからないこととなります。            

速度制限にかからないようにするためには?

ギガ放題プランで速度制限がかかるのは、連続する直近の3日間でのデータ消費量の合計が10GB以上となった場合のみです。

そのため3日間での通信量の合計が10GB未満になるように上手にデータ消費量をコントロールすることで、速度制限がかかることなく、快適にWiMAXが利用できます。

速度制限にかかるパターンとかからないパターンについて、イメージをすると次のようになります。

(イメージ:B)

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
データ消費量 4GB 3.2GB 2.9GB 2GB 4GB 4.2GB
3日間の合計の通信量 10.1GB 8.1GB 8.9GB 制限有り 制限無し 制限無し

 

ちなみに4日目~6日目の3日間の合計の通信量は10GB以上となっているため、7日目~8日目にかけては速度制限がかかることとなります。

10GBを超えた場合、その翌日~翌々日の時間帯に制限がかかるという仕組みがやや難しく感じられますが、制限のルールをよく理解し、上手にデータ消費量をコントロールすれば、無理なく制限は回避できます。

例えば上記のイメージをほんの少し工夫するだけで、全く速度制限にかからず利用し続けることも可能です。

上手に活用するイメージ図ですが、以下のようなケースが考えられます。

 

(イメージ:C)

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目
データ消費量 4GB 3.1GB 2.8GB 2.1GB 3.7GB 4.1GB
3日間の合計の通信量 9.9GB 8GB 8.9GB 制限無し 制限無し

 

(イメージ:B)と比較をすると、消費したデータ量の総量はほとんど変わらないにもかからわず、全く速度制限がかからずに使えていることが分かります。

もちろん、4日目~6日目の3日間の消費量も10GB未満となっているので、イメージ:Cのケースですと、7日目~8日目にかけても制限無しで利用できること事となります。

ほんの少しデータ消費量に気をつけるか否かで、使い心地に大きな違いが生まれるのです。

速度制限を管理・節約するためのおすすめの方法を紹介!

3日間の消費データ量を上手にコントロールすることで、制限に引っかからずにWiMAXが利用できることはイメージしていただけたかと思います。

しかしそうは言ってもどうやって通信量の管理をすれば良いのか、データ量を節約するためにはどうすればよいのか困ってしまうという人も多いでしょう。

具体的にどのように管理や節約をすれば良いのか、おすすめの方法を紹介していきます。

アプリを活用する

最新のWiMAXの機種はモバイルルーター・ホームルーターを問わず、専用のアプリが用意されていて、アプリを通じて端末の管理などが行なえます。

アプリではルーターとスマホを簡単に接続したり、通信モードの切り替え操作などができる他、消費したデータ容量を確認したり、WiMAXのスリープモードにしたりできます。

こまめにデータ消費量をチェックしたり、スリープ機能を有効に活用することで、無理なくデータ消費量の管理や節約ができます。

WiMAXを導入した際には、まずはアプリを入れると良いですね。

データ量通知サービスを活用する

WiMAXでは希望者に対して、3日間のデータ容量が10GBを超えてしまった場合にメールで速度制限がかかることを通知するサービスを提供しています。

メールが届くのは速度制限がかかる当日の13時以降~速度制限がかかる前となっているので、速度制限がかかる前にその旨を教えてもらえるメリットがあります。

事前に速度制限がかかるを知っておくことで、速度制限がかかっても慌てずに済みますし、速度制限がかかる時間帯は公衆無線LANを活用するなどの工夫もできます。

「データ量通知サービス」は、UQWiMAXの公式サイトにある専用受付ページから申し込みができます。

無料のWi-Fiなどを有効に活用する

データ通信量は主に、大容量のファイルをダウンロードした時に大量に消費されます。

容量の大きいアプリをダウンロードする際にはできる限り、公衆無線LANなどの無料のWi-Fiを活用するのがおすすめです。

また最近では動画もストリーミング再生だけでなく、予めダウンロードして後から通信量を消費しないで再生できるサービスも増えてきています(Amazon prime videoYouTube Premium、Hulu、Netflix、U-NEXTなどほとんどのビデオオンデマンドサービス)。

ネット動画を見る場合も、無料のWi-Fiで予めダウンロードしておくことで、効果的にWiMAXのデータ消費量を節約ができます。

具体的にどのくらい使ったら10GBに達する?

WiMAXを利用する場合、「3日間で10GB」というのが一つの壁と考えられるのですが、実際にはどの程度ネットを使うと10GBに達するのでしょうか。

スマホで通信をする場合、10GBに達する目安を一覧にしてみたので、参考にしてみて下さい。

データ消費量
10GBでできる回数・時間
サイトの表示 約300KB 約33,000回
テキストメッセージの送信 約15KB 約66,000回
YouTubeの視聴 (超高画質/5分) 約100MB~約120MB 約7時間
YouTubeの視聴 (HD画質/5分) 約40MB~約60MB 約16時間
YouTubeの視聴 (標準画質/5分) 約16MB~約18MB 約47時間
YouTubeの視聴 (低画質/5分) 約9MB~約11MB 約83時間
LINEの無料通話 /10分 約3MB 約260時間
LINEのビデオ通話 /10分 約50MB 約16時間

 

3日間でこれだけの事ができますし、速度制限がかかった状態でも、YouTube(標準画質)の再生やLINEの無料通話などは特に問題なくできるので、ライトユーザーであれば、全くストレス無く通信ができると考えられます。

まとめ

WiMAXのギガ放題プランは使い放題でありながら、実際には速度制限がかかることもあるため、一見すると利用しにくいサービスのように感じられます。

しかし大手携帯キャリアなどと比較すると、速度制限は圧倒的に緩やかですし、速度制限がかかった状態でも、日常的な使い方であれば不自由なく使えます。

WiMAXは工事不要ですぐに導入できる、強みがあるので、これから自宅で楽にWi-Fiを入れたい場合におすすめのサービスです。